慎み深く、冬の厳しい寒空に耐えて咲くツバキは感慨深く、とても力強さを感じる花です。
名付けに使える漢字は、常用漢字と人名漢字ですが、「椿(ツバキ)」は決して使ってはいけない漢字ではありません。
誕生花の事や椿の由来を知れば、使ってみたいと考える方は多いでしょう。
確かに花首から落ちるので、印象が悪いと思われがちです。
しかし、落ちた後も地面に花が咲いたようになる趣きのある花は他にありません。
女性に名付ければ、「かわいい」というよりは「凛」としたカッコよさを感じてしまいます。
椿という花を考えながら、名付けについて考えていきます。
椿を使った名前の命名はあり?
誕生花や由来が面白い2文字漢字もある
椿の名前は意外に多い?
女優に政治家、タレントと「椿」という漢字の入っている有名人は結構います。
椿鬼奴「タレント」、椿直起「サッカー選手」、椿原慶子「アナウンサー」、
椿原紀昭「政治家」、椿真由美「女優」、猫背椿「女優」、椿山「江戸時代の芸術家」
アニメ漫画などでも、
澤部椿「四月は君の嘘」、春日野椿「未来日記」、椿大介「ジャイアントキリング」、
椿三十郎「黒沢映画」、などなど
こうしてみると、姓(名字)に多いような気はしますね。
全国で名字が「椿さん」は約15,000人いるという話もあります。
「誕生花の日付」や「椿の由来」を知ってみる
名付けるにあたって、「誕生花の日付」や「椿の名前の由来」を知っておくと、名付け言葉の意味が深まってきます。
誕生花の日付、椿の由来をお伝えします。
誕生花の日付
名付けについて、誕生日に重ねて考える方もみえますよね。
以下が日付となります。
椿 (白): 1/1、1/25、11/11、12/10
椿 (赤): 1/2、2/3、12/21
ナツツバキ: 6/16
誕生花の日付が意外と多かったです。
一般的なツバキは、冬から春にかけて咲くことからも、11月~1月におさまっています。
ナツツバキは、名の通り6月頃咲く花で、6月16日となります。
「椿」の由来
椿の歴史はとても古く、霊力のある神聖な花木とみられていたようです。
その証拠に全国には「巨樹の神木椿」や「椿神社」がたくさんあります。
出雲八重垣神社の「連理の椿」は有名ですね。
「椿」は、国字(中国以外の国で作られた、独自の漢字体の文字)なんです
「万葉集」の歌では、「椿」の事を「海石榴(ツバキ)」とも記しています。
しかし、「日本書記」には、「椿」は「海石榴」としか記していないそうです。
これは日本のツバキを中国で「海石榴」のように記したのを模倣したからです。
椿は日本原産で「椿」という字は日本で出来た文字なんです。
植物名から伝わったもの
ツバキは、「厚葉木」の意味、あるいは「津葉木(葉に光沢のある木)」の意味などとされています。
しかし、朝鮮ではツバキを「冬柏(ツンバク)」というところから、その転訛だとする説もあります。
この説には、むしろ日本からの転訛だとする反論もあったり・・・
2文字漢字で表現すれば画数も変化
名前の名付け時に、画数を気にされる方は多いと考えます。
姓名はいくつかの文字で成り立っており、それぞれの字画数を、部分別に分けて足したものを五大運格(五格)といいます。
五大運格において、この数の意味の吉凶が、姓名判断の骨格に当たります。
姓(名字)とのバランスで運格が決まってくるのです。
名前の画数だけ良くても仕方ないことに注意いただきながら、閲覧頂ければと思います。
男の子で似合いそうなツバキ
「椿基」13-11画
24画…信用・信頼される知性・先見性を育む画数で、4系列のもつ感性に勤勉さや思慮深さが加わり、少々の困難も克服する人物となりそう。
「椿樹」13-16画
29画…素晴らしい発想と行動力、博識で配慮もあり、夢や目標を掲げて行動します。頭角を現すのは確実で、少々なことにもめげずに歩む人物となりそう。
女の子で似合いそうなツバキ
「椿生」13-5画
18画…活動性の最も高い画数で、正直でブルドーザーのように人生の困難に立ち向かいます。健康・体力にも恵まれ、必ず成功する運勢。しかし、人間修養が足りないと、短気を起こし、孤立する恐れもあるようです。
「椿月」13-4画
17画…信念と自立心が強く、自分の感性やセンスを大切にします。他人に口を挟ませない強情さがあり、困難には果敢に立ち向かい、情熱で理想や目標を達成するようです。清濁併せ飲む器量を持つと大成します。
ただ、実は1文字の13画が一番良かったりします・・・
「椿」13画
13画…頭脳明晰で明るく、問題を合理的に捉え、的確に処理します。行動力もあり、富貴繁栄になる確率も高い画数。女性にもたいへん良い画数で、恋も合理的・将来的判断で男性を選択します。進歩的女性となるようです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
椿の花を語るにあたって、「シャネル」のお話をしたいと思います。
言わずと知れた、ハイブランド「シャネル」のトレードマークと言えば「カメリア」がありますが、これって、実は日本でいう「白い椿」のことなんですよ。
世界最高ブランドのモチーフに取り入れらるような素敵な花なんです。
「椿」に限らず、さまざまな出来事、物事において、考え方は十人十色、人はそれぞれで捉え方が違います。
自分の事だけでなく、他人の価値観も感じられる、そんな大人に育ってほしいものです。
ご閲覧ありがとうございました。
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