椿油は昔からあった?油粕は肥料にも?実は石鹸も出来る?椿の意外な一面

独特なつやと匂いをもつ椿油は日本の特産品です。

ツバキの実から搾取された椿油は、古くから頭髪用にも食用にも使われています。

また、圧搾法で絞られた後の油粕は、家庭用肥料にもなるそうです。

その油から石鹸もつくれたりします。

ツバキは鑑賞だけでなく、日本人とのつながりの深い植物なんです。

日本のくらしと密接なツバキの意外な一面をお伝えします。

椿油は昔からあった?油粕は肥料にも?

実は石鹸(せっけん)も出来る?

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椿油の歴史は結構古い

椿油は日本の特産品。伊豆大島や九州の南部が主な産地です。

特徴としては、淡黄色の植物性不乾性油で、ツバキの種子の種皮を除いたものから、圧搾法で採取します。

圧搾法とは、直接力をかけて潰して、油を搾りとる方法のことです。

古い書物では、平安時代の初期に食用、灯用、化粧用などで、珍重されてきました。

中国、唐の時代には代表的な特産物として献上品とされていた記録も残っています。

つまり、1200年程前にはあったとても歴史ある油なんです。

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椿油はすごい油なんです

古くから頭髪用の髪油として用いられ、髪に艶と潤いを与えてくれます。

手切れ、抜け毛、裂け毛などにも効くとされてきました。

また、血圧を下げる働きや、かゆみ止め、皮膚の炎症を抑える効果もあるといわれています。

オレイン酸を多く含むので食用にも適しています。

天ぷらにすると酸化しにくく、風味を損なわずに何度も利用できます。

また、五島の名物「五島うどん」は、椿油を練り込んだり塗ったりして作ります。

さらに生成したものは、機械油・潤滑油としても一級品となります。

シャンプーなどで有名で、化粧品として見られがちですが、実はなんでも出来る優れものなんです。

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油粕が肥料になります

椿油を作る時に絞った後、残った粕を油粕といいます。

椿油の油粕は肥料にでき、根っこの病害虫対策に利用されます。

線虫やミミズの忌避効果が期待できるようで、芝のミミズ払いには特に効果があるようです。

また、サポニン成分が多く含まれていて、放線菌が住みやすい環境をつくり、放線菌が植物の成長し易い土壌を作ります。

100%天然ですので、無農薬・有機栽培のお供に最適です。

油でもすごいのに、残った部分も活用できるんです。

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石鹸(せっけん)だって作れちゃいます

椿油からシャンプーや石鹸(せっけん)も作れます。

苛性ソーダと混ぜることで出来ますが、混ぜる時は肌についたりすると危ないので、取り扱いに注意が必要です。

椿油には肌への浸透し易いオレイン酸というい保湿成分が含まれています。

これが、石けんになれば素晴らしい保湿効果を発揮してくれるわけです。

少し調べれば、椿油の手作り石けんも載っていますし、100%椿油石けんなんてものもネット販売されてました。

TUBAKIシャンプーは有名ですが、石鹸も使ってみたくなりました。

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まとめ

昔から椿油はとても重宝されてきました。

その利用法は様々ではあるものの、どれも一級品でした。

今も私の手元にありますが、独特の淡黄色を眺めながら改めてその価値に気づかされます。

ツバキは鑑賞でも楽しむことが出来ますが、また違った一面を知ることが出来ました。

 

ご閲覧ありがとうございました。

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